
20代までは「とりあえずやってみる」で乗り切れたことも、30代になるとそうはいきません。
キャリア、結婚、転職、独立、家族…
どれも人生を大きく左右する「選択」を迫られるのが30代です。
でも、迷うのは当然。むしろ迷わない方が危険かもしれません。
1. なぜ30代は迷いやすいのか?
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経験値が増えたからこそ、リスクが見える
20代は「勢い」で動けても、30代は「失敗したらどうしよう」と考えてしまう。 -
周りとの比較が増える
転職サイトdodaの調査によると、転職成功者の平均年齢は32.7歳。
つまり、多くの人が30代前半で大きなキャリア選択をしているのです。
同期や友人が動き始めるからこそ、自分も「今のままでいいのか」と悩むのは自然です。 -
選択肢が本当に広い
厚生労働省の調査では、転職した人の約34.9%は賃金アップしましたが、33.9%は賃金ダウンという結果も。
つまり「動けば良くなる」とは限らない現実があり、迷いはさらに深くなります。
2. 迷ったときの考え方
(1)「今後5年」の自分をイメージする
転職者全体の年間転職率は7.2%。
10年後は予測不能でも、5年以内に動く人は決して少なくありません。
「このまま続けたら」「選んだら」の2パターンをイメージすると、迷いが整理されやすいです。
(2)正解より“納得”を選ぶ
エン・ジャパンの調査によると、30代で「やらずに後悔したこと」の1位は語学の勉強でした。
選ばなかった道を後悔する人は多いですが、後悔の多くは「正解を選べなかった」ことより「納得せずに選んだ」こと。
だからこそ、納得感を重視するのが大事です。
(3)小さく試す
いきなり独立や転職をしなくても、副業や学び直しで“お試し”できます。
30代の平均転職回数は3〜4回とも言われていますが、その背景には「小さな挑戦を重ねて道を修正していく」現実もあります。
3. 選ばないことも「選択」
「どっちかを選ばなきゃ」と思いがちですが、あえて選ばず現状を続けるのも立派な選択です。
重要なのは、「流されて選ばない」のか「意識して選ばない」のか。
自分で決めた上で現状を続けるのなら、それは後悔しにくい前向きな選択です。
まとめ
30代は「人生の選択ラッシュ」が押し寄せる時期。
迷うのは成長の証です。
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転職成功者の平均年齢は32.7歳
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賃金は上がる人と下がる人がほぼ半々
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語学をやらなかったことを後悔する人が多数
こうしたデータを見ると、30代が「悩むのは当たり前」だとわかります。
大切なのは、
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5年後をイメージする
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納得感を大事にする
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小さく試す
この3つを意識すること。
結局のところ、選んだ道を「正解にする」のはあなた自身なのです。
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