30代の健康診断|基準値の見方と気をつけたいポイント

30代になると、会社や自治体の健康診断を「義務感」で受ける人も多いのではないでしょうか。20代の頃は「なんとなく大丈夫だろう」で済んでいた数値も、30代に入ると基準値を少し超えて「要注意」と書かれることが増えてきます。

この記事では 30代の健康診断でよく見られる項目の基準値と、気をつけたいポイント を分かりやすくまとめます。


健康診断でよく出る項目と基準値

1. 血圧

  • 正常値:収縮期(上)120未満 / 拡張期(下)80未満

  • 30代から高血圧予備軍が増え始めます。仕事のストレスや塩分過多、運動不足が原因になりやすいです。

2. 血糖(空腹時血糖)

  • 基準値:70〜99 mg/dL

  • 100を超えると「境界型糖尿病」と診断されることも。甘いものや炭水化物の摂りすぎに注意です。

3. 脂質(コレステロール・中性脂肪)

  • LDLコレステロール(悪玉):70〜139 mg/dL

  • HDLコレステロール(善玉):40〜99 mg/dL

  • 中性脂肪:30〜149 mg/dL

    → お酒や脂っこい食事が多いと数値に出やすいので、30代からは特に食生活を意識する必要があります。

4. 肝機能(AST・ALT・γ-GTP)

  • AST(GOT):10〜40 U/L

  • ALT(GPT):5〜45 U/L

  • γ-GTP:10〜70 U/L(男性)、10〜30 U/L(女性)

    → 飲み会が多い30代男性では、γ-GTPの数値が一気に跳ね上がるケースも少なくありません。

5. 腎機能(クレアチニン)

  • 基準値:男性 0.61〜1.04 mg/dL / 女性 0.47〜0.79 mg/dL

    → 水分不足や過度なサプリ摂取も腎臓に負担をかけるので注意。


30代で基準値を超えやすい理由

  • デスクワーク中心で運動不足

  • 飲み会や外食の増加

  • 睡眠時間の短さ

  • ストレスによる暴飲暴食

「まだ若いから大丈夫」と思っていても、生活習慣の積み重ねが数値に表れるのが30代の特徴です。


健康診断を活かすコツ

  1. 基準値を気にするだけでなく、前年との比較を意識する

  2. 異常が出たら放置せず、生活習慣の改善 or 再検査

  3. 食事・運動・睡眠のバランスを整える

特に、数値が「ギリギリ基準値内」でも、毎年少しずつ悪化している場合は要注意です。


まとめ

30代の健康診断は「異常が出てから」ではなく、「予防のため」に受けるのが大切です。

基準値を一つの目安にしつつ、食生活や運動を少しずつ見直すだけで、10年後の健康状態は大きく変わります。

「健康は最大の資産」。30代からの小さな習慣改善が、未来の自分を守ります。

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